理事長就任のご挨拶


 このたび、私は、垣村和男前理事長が退任されたことに伴い、本年6月22日開催の理事会において選定され、社会福祉法人京都太陽の園理事長に就任いたしました。私は、昭和55年から41年間この法人の役職員を勤め、この間、生活支援員・副施設長、事務局長及び業務執行理事として、法人全体の運営と経営に携わってきました。
 社会福祉法人京都太陽の園は、創設者の野中廣務元理事長と徳川輝尚元理事の下で、昭和55年5月に事業を開始し、今日の各施設(事業所)の発展の礎が築かれ、垣村前理事長の下で安定した法人運営が推し進められました。私はお三人をはじめ歴代の理事・評議員、施設長の皆様から多くのことを学ばせていただき、僭越ながら理事長としてこの法人の伝統を受け継ぐこととなり、身の引きしまる思いでございます。
社会福祉法人京都太陽の園は、設立以降一貫して、「最も援助を必要とする最後の一人への尊重」を基本理念に、重度障害者への支援を実践してまいりました。平成28年には、社会福祉法が改正され、社会福祉法人の位置づけ・役割は大きく変化し、社会福祉法人が事業者として経営することや、地域福祉に寄与することが使命であると明文化されました。
 改正社会福祉法が示す「適正な法人運営」及びそれを担う「人材育成」、当法人の理念でもある「可能性の限りない追及」及び「共に生きる社会づくり」を堅持し、各施設(事業所)の特性を活かした事業運営を行い、利用者の生活や活動には思いやりの支援と、職員には将来に希望をもった働きやすい職場にするため、関係者の方々としっかり議論していきたいと考えています。
 今後とも、皆様の変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。

令和3年7月吉日
社会福祉法人京都太陽の園
理事長 内藤 政博

【法人事務局】