地元学校で車いす体験開催


地域福祉活動の一環として、障害者支援施設こひつじの苑舞鶴では、地元の中学校・高等学校からの依頼を受けて車いす体験を開催しました

日頃、車いすに接することが少ない生徒達に、車いすの簡単な取扱い方法と体験を通じ、障害がある方への理解が深まるようにと、平成26年9月22日に学校法人聖ヨゼフ学園日星高等学校(舞鶴市上安久)、平成26年9月26日には舞鶴市立若浦中学校(舞鶴市字大波下)で行いました

22日の日星高等学校では、2クラスの生徒達に車いす体験をしてもらいました

講堂に集まった生徒を前に、講師役の職員から車いすの構造や折りたたみ方法、基本的な操作方法を説明した後、段差や波状路が設定されたコースを使い、車いすに乗った感じはどのようなものかを体験しました

わずかな段差でも車いすは簡単に通れなくなってしまうことや、段差を昇り降りする際に車いすを傾けられることで怖さを感じること、介助する場合は乗っている方に声をかけることが大切など、実技を踏まえながら説明をしました

26日の若浦中学校では、体育館の周囲を使っての体験となりました

日星高等学校の時と同じく、最初に講師役の職員による車いすの簡単な取扱い方法の説明の後、生徒自身がいつも歩いている体育館の周辺を、実際に車いすに乗って走行してみました

2人1組で、アスファルトや水たまりのある土道、体育館横の犬走りなどを走行し、普通に歩いていれば何の問題もない段差などが、車いすが通行する場合に障壁になることを体験しました

両校とも体験は約1時間という短い時間でしたが、少しでも車いすのことや障害を持たれている方について意識を持ってもらえたら、福祉に携わる者としては幸いです

今後も、地域福祉への活動を充実させていきたいと思います

【法人事務局】

南部事業所でQC活動リーダー研修会開催


当法人では、利用者へのサービス向上のため、企業などで行われている品質管理活動(Quality Control = QC、QC活動)を取り入れています

各事業所内で職員がいくつかのグループに別れ、日々の業務の中にある問題点の改善に取り組んでいます

今回、南部地域にある事業所を対象に、長年にわたり法人のQC活動について助言などをいただいている、QCサークル近畿支部京滋地区アドバイザーの田島昭男氏と柳田昭弘氏を迎え、現在活動しているテーマでの問題点や疑問点、取り組み方法について、各グループリーダー個別に助言をいただきました

質疑が多く、持ち時間の30分を超えてアドバイザーの先生と議論しているグループもありました

QC活動を長く行っていると、形式主義になることが懸念されますが、改善点について客観的な分析ができる思考が身につくなど、活動が持っている利点を踏まえ、活動を通じてよりよいサービスの提供を目指します

【法人事務局】